2013年2月28日木曜日

レシピ・料理の本の選び方について


これは一応「お料理ブログ」ではありますが、僕は画像付きでレシピなどを載せるつもりはありません。あえて披露するほどの料理が作れるわけでもないですから。

ただ、「ちょっとした使える小ワザ」みたいなものは、思い出しがてら書いていきます。


レシピについて。

僕は、料理初心者の方は、ネットでレシピを探してくることはあまりお勧めしません。一見お手軽で便利なんですけどね。やはり最初は基本的なことが一通りきちんと書いてある本を買ってくることをお勧めします。

基本的なことというのは、「米の研ぎ方」「出汁の取り方」「計量の仕方」「野菜の切り方」「火加減・水加減の違い」「塩・醤油・砂糖・味噌などの基本の調味料の違い」などの、本当に基礎の基礎のことです。

ネットで検索して出てくるレシピというのは、「料理上手な人」が考案し試行錯誤の結果、納得のいく形として出してきたメニューです。

料理上手な人は、今までにたくさんの料理を作ってきているわけですよね。そのメニューとは直接的には関係ないのかもしれませんが、それまでの色々な経験が活かされての一品として、レシピを載せているのです。

もちろん料理に慣れている方にとって、クックパッドなどのサイトは「今日の献立どうしようかな……」と悩んでいるときには便利です。しかし料理経験の浅い方は、そのメニューだけをピックアップして作ろうとしても、多分上手くいきません。

なぜなら、そのメニューの背景にある知識や経験が明らかに不足しているからです。

そもそもメニューが多過ぎて、どれを作っていいか迷ってしまうのではないでしょうか?


確かに中には「レンジでチンするだけ」みたいな、本当に簡単なメニューもあるようですが、それだって、「今までの経験に基づいて完成した簡単メニュー」であることをお忘れなく。


ちなみに僕が今でも使っている料理の本はオレンジページの「とりあえずこの料理さえ作れれば」シリーズです。「基本の和食1・2」「基本の中華」「基本のイタリアン」「基本の洋食」「基本のアジアごはん」「基本のお菓子」の6冊と、集英社の「non-no お料理大百科」です。

どちらも10年以上前に買ったものです。

その後、他にもちょこちょこといくつか買ってはみましたが、結局のところこれら計7冊以外はほとんど開きません。そして僕はネットでレシピは探しません。先ほども書きましたが、メニューがたくさんあり過ぎて訳が分からないんです。

それよりも、今ある食材と向き合って、「これで何が作れるかな?」とあれこれ考えるのが楽しいんですね。

「基本の~」シリーズは、メニューを探す、というよりは、基本的な材料の量や手順、調味料の配分などの確認に使うことの方が多いです。

「お料理大百科」にもメニューは載っていますがこちらもレシピはほとんど見ません。大百科は主に食材調べと肉や魚の下ごしらえの方法の確認に使います。

大百科というだけあって、市場に出回っているほとんどの野菜・果物・肉・魚・加工食品などが写真入りで解説してあるので、眺めているだけでも楽しいですね。


というわけで、レシピに関しては、和・洋・中・イタリアンの基本的な料理の本がそれぞれ一冊ずつあれば十分だと思います。

あ、でも和食に関しては二冊くらいあった方がいいかな。やはり日本人ですから。和食は毎日の献立の軸にしたいので。

2013年2月27日水曜日

料理が上手になるための条件


僕が考える「料理が上手くなるための条件」はとてもシンプルです。

それは

「美味しい物が好きなこと」

これだけです。


このように書くと、

「美味いメシが嫌いなヤツなんかいるわけないだろ!」

と言われてしまいそうですが、でも僕は本当にそう思います。


美味しい物が嫌いな人というのは、まずいないでしょう。でも「美味しくない物でも食べてしまう人」というのは少なからずいると思います。

確かに「仕方なく美味しくない物を食べざるを得ない」という状況は、経験したことがある人も多いと思います。


例えば、

・忙しい仕事の合間を縫って、お昼ご飯を食べようと入ったお店の料理が不味い。でも今さら店を変えている時間もないし……

あるいは、

・注文した料理は美味しくないけど、お金払わなきゃいけないから食べないともったいないし……

といった具合です。僕もそういう時はたまにあります(特に後者。でも結局、美味しくない物でお腹を満たしたときは、とても後悔します)。


ですが、僕の言っているのはそういった、ほとんど事故みたいな回避できない状況下での食事のことではありません。そうではなくて、普段から特に美味しくない物でも味のことを気にせず食べてしまう人のことです。

とにかく空腹が満たされればそれでいい、という人ですね。

それも一つの食事のスタイルですから、そのことについてどうこう言うつもりはありません。かく言う私も、休日で一人で家にいるときは、インスタントラーメンで済ませてしまうこともありますから……

あ、誤解しないで欲しいのですが、決してインスタントラーメンが美味しくないと言っているのではありませんよ。むしろたまに無性に食べたくなるくらいです。ただ、毎日のように食事として出てきたら、やっぱりちょっと飽きてしまいますよね。


料理を作るというのは、当たり前ですが、外食や買ってくるのに比べて時間も手間もかかりますよね。せっかく作る以上は、美味しく作りたいじゃないですか。例え自分だけが食べるのだとしても、「別に誰に食わすわけでもないからこれでいいや」と適当に作っていたら、いつまでも料理は上達しません。

だから、美味しい物が好きな人、常に美味しい物を食べたいという欲求がある人ほど、料理は上手になると思います。

料理は作れる方がいいか?


料理は作れる方がいいか? それとも作れなくてもいいか?

と聞かれれば、僕は迷わず「作れる方がいい」と答えます。なぜなら、自分が作った料理を、誰かが「美味しいね」って言ってくれたときの感動は、作った本人にしか味わえないからです。

それに、例え自分だけが食べるのだとしても、「こんな美味いメシ作れるなんて、オレ最高!」と自画自賛して、やっぱり嬉しくなっちゃいますから。


こんにちは、銀之助と申します。


僕が料理を始めたのは学生のときからです。実家を離れて一人暮らしを始めてから、毎日料理をするようになりました。

学生でお金もないので、必然的に自炊になったわけです。あの頃は毎日のように自転車を漕いで、スーパーに通っていました。

実家にいた頃も、休日の朝はオムレツを焼いたり、母親がいないときのお昼に、簡単なスパゲティくらいは作っていたので、料理をすること自体は嫌いではありませんでした。


大学の四年間を終えた後は地元で就職したので実家に戻りました。その後は入院したり仕事を辞めたり再び専門学校に通ったりと色々あって、しばらくは実家暮らしが続いたので、自ら料理することからは遠ざかっていました。

やがて結婚して家を出ると、僕は再び料理を始めました。共働きで、奥さんは僕よりも遅くまで働いているので、家事のほとんどは僕の担当になりました。特に台所は僕が使いやすいように色々な物を配置しています。

そんなこんなでかれこれ十年近く、毎日のように食事を作ってきました。ちなみに今は飲食店で働いています。飲食店歴は八年くらいですかね。もちろん厨房です。

ただ、飲食店で働いていると言っても、シェフや板長などといった、いわゆる「料理人」ではありません。

それでも、普通にお仕事をされている方から比べたら、食材に触っている時間や調理に携わっている時間は長いと思います。


「料理を始めたいけど何から手を付けていいのか分からない!」

という料理初心者の方や、

「毎日作ってるけど一向に美味しくならない」

といった主婦の方に、何らかのヒントになればいいな、と思ってこのブログを始めました。


ただ、先ほども書いたように、「プロの料理人」ではないので、大したことは書けません。当たり前ですが、料理を仕事にいていなくても、僕なんかよりも料理上手な方はたくさんいらっしゃいますから。

ですから僕がこれから書くことは、ありふれたことです。既に家庭において、美味しい料理を毎日作られている方には、今さら言われるまでもないことばかりだと思います。

ただ、それでもやっぱり料理が好きなので、これまでに覚えてきたことなんかを形に残しておきたいと思ったのです。